【否認事件】  条例違反(痴漢)    川越警察

痴漢, 性犯罪, 勾留請求が却下された事例, 条例違反, 勾留阻止、保釈等

事件概要

 Aさんは、電車内で女性に痴漢をしたことを疑われ逮捕されました。
 Aさんは仕事帰りに2時間程同僚と飲酒し、帰宅するために電車に乗り、座席に座っていました。Aさんの左には座席1つ分を空ける位の距離に女性が座っていました。Aさんは下車する駅に到着直前にうとうとしてしまい、体が傾きバランスを崩し、座席に手をつこうとした時に、女性の手に触れてしまった様で、女性から「キモイ、痴漢」というような言葉を言われました。Aさんは痴漢をしたと疑われたと思い、電車も駅に到着したので、咄嗟に走って逃げてしまいました。しかし改札を出た所で駅員に止められそのまま交番へ行き逮捕となりました。

弁護活動

 逮捕後事件は警察から検察へ移り、その際検察官はAさんを事件捜査の為に、身体を拘束(勾留)するかどうかを判断しますが、この判断がおりる前に勾留をする必要がないことを直ちに検察官に申し入れました。しかし検察官は勾留の必要があると判断し、裁判所に勾留を請求し、裁判所は勾留を決定しました。その判断に対し、準抗告を申立てたところ、申し立てが認められました。Aさんは事件直後逃走をはかり、事件を否認していましたが、Aさんは、逮捕された日を含めて二日で釈放となりました。
 その後Aさんは不起訴となりました。

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